西三数学サークル通信39号

数教協 第16回全国高校研究集会

講演 「どう作る 高校数学」
講師 小島 順氏(早稲田大学名誉教授)

講座

私の望む夢の授業

「楽しくなくちゃ、やる気にならない」(何森 仁・東京)

 大学の「数学科教育法」の授業で、学生が作った教具作りの報告。



 マジックテープを使って正八面体を
作る。マジックテープをはがすと展開
図が見える。

私の楽しい授業

「数列・関数・エトセトラ」(増島 高敬・東京)

  第2学年の終わりに確率・三角比・指数・対数を1年間学んだ学習のまとめ
のレポートづくりに取り組んだ報告です。
  取り組みにあたっては、テーマのヒントも与え、授業で行った問題を改作する
のも認めて、B4版1枚にまとめさせものです。途中で一度、点検を行います。
  生徒が取り組んだ内容は「月の大きさを測る」、「暗号を解読する」、「世界の
家庭用冷蔵庫と洗濯機の生産台数」などがあります。

これで決まり!授業開き

「初等幾何の調理法」(伊藤 潤一・岩手)

 新カリに伴って高校に初等幾何が入ってきました。中学でやってきた
論証幾何の延長で授業を行ったのでは生徒からそっぽを向かれること
間違いなしです。そこで、深みがあり、楽しめる幾何の教材作りの報告
でした。

「球の体積と表面積」(阪田 祐二・和歌山)

 球の体積と表面積を手作り教具を使って楽しい授業を展開した報告です。

数学パフォーマンス

 広田(愛知)、勝野(愛知)、右左見(愛知)、竹中(愛知)、山岸(福井)、
小梁(福井)、和田(長野)がトランプマジック、数理マジック、知恵の輪など
の紹介をしました。これを見ただけでもこの会に来た価値があったという人
もありました。

パネルディスカッション

 宮本(岩手)、広田(愛知)、野村(京都)の中原(鳥取)の4人による
今、高校で抱えている問題点と展望を語っていただきました。