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西三数学サークル通信155号

三宅なほみ先生 ご逝去

 三宅なほみ先生(東京大学大学総合教育研究センター特任教授)が
5月29日にガンでお亡くなりになられました。65歳
 三宅先生は東京大学の前は、中京大学情報理工学部教授として、認
知科学の第1人者として活躍されていました。その中でも、学習科学の
研究で何森先生の授業を録画し、学生のレポート、感想もすべてパソコ
ンに取り込み、人がどのように学習しているのかを研究するなど、様々
な分野で数教協と関係があります。
 数教協の会員でもあった、2004年に行われた数教協全国研究大会
(高山大会)では教具展に中京大学の学生、院生を連れて参加されてい
ました。
 2004年の12月には犬山市で行われた第30回東海地区研究会議では
「これからの数学教育~主体的に学ぶということ」という演題で講演をして
いただきました。              
 数学教室には2006年の月号から2007年3月号まで認知科学の立場から
1年間連載されました。この記事は(http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/
category)で全部読むことができます。
 また、1994年から三省堂から出版されていた「三省堂高等学校数学教
科書」の著作者のお一人でもあり、教育課程が変わり、この教科書がなく
なって後は、電子化し、一般公開もされています。(現在ではちくま学芸文
庫でも読むことが出来ます。)
 最近の活躍の様子は下町先生のブログ(http://simomath.blog.fc2.com/)
に紹介されています。
 まだこれから数学の授業の方法についていろいろ教えていただきたかっ
ただけに残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。
 
↑第30回東海地区研究会議にて











キムさんからの贈り物
 昨年の全国大会(岐阜大会)の教具展、教具作りに出展していただいた韓国のキムさん(高校教師)から
ユニットで作る多面体の贈り物があり、早速、作り始めるメンバーもありました。

数列・・・・・・・・・・・・・・・・広田


通信155号-2

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