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西三数学サークル通信145-2号

「トロフルックス」を作る・・・今井・丸山

 「金属のシャボン玉トロフルックス」(2002エクスプランテ\3800)は
右図のような薄い金属の板がらせん状に組み合わされた形状で、
ひもに通して傾けると, ゆっくりと降下しながら高速に回転し,あ
たかもシャボン玉のように輝いて見えます。
 8月に行われた数教協全国研究大会(岐阜大会)では教具展で
今井氏が100円ショップで購入したおもちゃを使ってプラスチック製
のトロフルックスの作り方を紹介されました。
しかし、重量が軽く、ひもに通しても回転して降下しませんでした。
 そこで、丸山氏がひもを螺旋状になった縄跳びに替えてトロフル
ックスを降下させたところ、こんどはみごとに回転して降下させる
ことができました。 
 

【材料】
・レインボースプリング(プラスチック製のバネをコイル状に巻いたもの)
・ひもが螺旋状になった縄跳び(久野貿易商会) ・瞬間接着剤
※ スプリングは 3または4等分、縄跳びは2等分する。
【作り方】
トロフルックスは,らせんを二重らせんのボール状に組んだものですので、
下図のようにらせんの先端Aを右端1の輪、1,2の輪、1,2,3の輪
・・・と最後まで通します。

 すると、下図左のようになります。      
さらに、端と端を接着剤て留めればトロフルックス完成(下図右)
※ スプリングの輪の数が少ないときは端をもう1度全体を通します。



↑作り方を教える丸山氏          ↑縄跳びのひもにプラスチック製の
                          トロフルックスを通せばプラスチック
                          のシャボン玉となります。 

HP「幾何学おもちゃ」の“金属のシャボン玉”
にも画像入りの作り方が紹介されています。

本の紹介「勝てる野球の統計学 セイバーメトリクス
 (鳥越規央 データスタジアム野球事業部 岩波書店 1200+税)

セイバーメトリクス(SABRmetrics, Sabermetrics)とは、アメリカの野球ライターで
野球史研究家・野球統計の専門家でもある
ビル・ジェームズGeorge William Bill
James, 1949
- )によって1970年代に提唱されたもので、野球においてデータを統計学
的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法である。

『無死満塁』は点が入りにくいか。

 下の表は「あるアウトカウント、走者状況が出現した後、イニングが終了
するまでに何点はいったか」を調べたもので、状況別得点期待値といわれて
いる。

状況別得点期待値(20042013年 日本プロ野球)

状況

走者なし

一塁

二塁

三塁

一二塁

一三塁

二三塁

満塁

無死

0.455

0.821

1.040

1.360

1.417

1.721

1.974

2.200

1死

0.242

0.499

0.687

0.919

0.905

1,158

1.335

1.541

2死

0.091

0.214

0.321

0.371

0.434

0.487

0.586

0.740

 無死満塁からは得点が入りにくいといわれているが、統計的には状況別得点期待値は2.2点。
すべての状況の中でもっとも大きい値である。また、この表を見ていると無死一塁1死二塁
の状況別得点期待値は1死二塁の方が低いことが分かる。無死一塁でのバント攻撃は得点期待
値を下げていることになる。これは無死一二塁の状況で、バントで1死二三塁にしても同じで
ある。

 この他、「1番から始まる打順は好打順か」、「守備の名人はだれか」といった今までの野球
の常識を覆す分析が紹介されている。