西三数学サークル通信133号
組合せの多元構造図・・・・・・・・・・・・・・・・亀井
“組合せ”の教科書の定義は 「異なるn個のものから異なる r個取り出し、順序は考えない で1組にしたものを、n個から r個取る組合せといい、その総 数を で表す」(数研出版)とな っているが、この説明の中の “順序は考えないで”という否 定の文章が生徒に組合せの 概念を分かりにくくしている。 そこで、組合せの定義を 『異なるn個のものから、異な るr個取り、昇順の並べ方をし た順列のみを異なるn個から r個取りだす組合せといい、 その総数を で表す』と肯定的 な文章に変更する。 右図は4個の文字 a , b , c , d の中から異なる3個を取 りだす組合せの構造図で、2 番目のAB,AC,・・・,CDが2つ の要素から出来ていること、3 番目のABC,ABD,・・・,BCDが 3つの要素から出来ているこ となどがよく分かる。 |
平方数・・・・・・・・・・伊藤
maxima でk(3k+1) の平方数を見つける・・・・・・斉藤
作図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹中(豊田北高校)
新教育課程の数学Aに「平面図形」の分野が新たに入ってきた。
そこで、下のような作図の問題が出題されることも予想される。