西三数学サークル通信126号
百五減算・・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤
「百五減算」は明の程大位の『算法統宗』にヒントを得て、
1627年に吉田光由が執筆した数学書「塵劫記」の中に出
てくる算術の問題です。
入試問題に数独・・・・・・・・・・・・・・・伊藤
毎年ユニークな出題で話題にのぼる慶應義塾大学の総合政策学部の2012年度の入試問題で、
ついに「数独」の問題が出題されてネットで話題になり、賛否両論の意見がたくさん寄せられてい
る。皆さんは何分で解けますか。
2 次の条件をみたすように、空欄に1〜9までの数字を入れて表を完成しなさい。
1) 太線で囲まれたどの9個の3×3のマスにも1〜9までの数字がすべて現れる。
2) どの縦の列、どの横の列にも1〜9までの数字がすべて現れる。
3) 灰色の4個の3×3のマスにも1〜9までの数字がすべて現れる。
たとえば、横の列1と横の列3には3が入っており、また、縦の列Gにも3が
入っているから、マスI2には3が入ることが分かる。
このようにして
E9=□,F4=□,F8=□,G1=□,G7=□,G8=□,I5=□,I8=□
などを得る。
※ 慶應大学では2012年度に薬学部で4マス数独の問題が出題されています。
分数÷分数の計算・・・・・・・・・・・・児島
工業の授業では常に式の変換や単位変換の計算が必要になる。そこで、
1年生の工業の初めの授業で「式で遊ぶ」,「式の移行で遊ぶ」,「分数分の分
数の計算」といった基本的な式変形の授業を行う。
※ □や( )の中は生徒が記入。