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西三数学サークル通信106号

 

フィボナッチ数列と3つの角・・・・・・・竹中

 「キュートな数学名作問題集」(小島寛之・ちくまプリマー新書)のP92に、
下の問題が紹介されている。

 この問題は中学入試、高校入試にも出題されたことがあり、多くの問題集にも
紹介されている。
ここでは、この問題の一般化を考える。

【証明】

 第1問はこの性質のn=1の場合である。

教具とおもちゃ

@ 弧度法説明具・・・伊藤
サッカーボールの箱を利用して、円盤を作る。
円盤の端にひもを固定する。円盤の半径ごと
に赤い印を付け、円周をひもで測っていく。1
つの印までの角度を1ラジアンと説明する。
     宙に浮く地球儀

ファンタジーユニバース ゼウス (テンヨー)

        宙に浮くコマ

「U-CAS」

A 折り紙でつくるダイヤモンド結晶モデル
                      ・・・斎藤

 下のようなユニットをつなぎ合わせて作ります。

   

数教協 第37回東海地区研究会議 2011・12・24

講演「これからの算数・数学教育をどうやってつくるか−やってきたこと、
やり残したこと」
瀬山士郎氏(元群馬大学教授)

・ 1980年頃数教協に入る。初めて
の全国大会(皆生大会1981年)に参加。分科会は
数教協の用語が飛び交い、理解できなかったが、
教具展は面白かった。その後、大学の教室に教具
を持ち込む。しかし、水槽を使ったピタゴラスの定理
やカーテンレール、トイレットペーパーを使った円の
面積などの教具作りは失敗の連続。教具作りは簡単
とは言わない方がよい。
・小学校での授業体験。
小学校2年生30人全員に違う長さの竹ひごを配り、
6番目に長い竹ひごを持っている人を探す授業。
隣同士で比べ、次に長かった人同士で比べていく。
みんなでわいわいやりながらの授業。
 こうした良質の数学経験が大切ではないか。
また、教師は「数学は厳密な学問でなければいけない」
という思い込みに縛られている。もっと、生徒にわかった
と思ってもらうことが大切。
・ 数学のリアリティと日常生活のリアリティは違う。
今学んでいる数学が面白かったら、なぜ数学を学ぶ
のかという質問もしない。
・ 数学に導いてくれた本
「第四次元の小説」クリフトン・ファディマン 荒地出版社 1959
「宇宙=1、2、3…無限大」(ジョージ・ガモフ 白揚社)
「現代の娯楽数学」(M・ガードナー 白揚社)

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