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2006年度 小論文

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北見工大・工

 以下は、ある問題とその解答についての解説である。
この問題の「解答」を、より理解しやすい文章で書き直せ。
なお、以下の点に注意せよ。

・中学生が読んでもすぐに納得できるくらいの、わかりやす
 い文章で書くこと。
・読んだ人が疑問を持たないように、重要であると思われる
 ポイントには、わかりやすい説明をつけること。
・1,000字以内で書くこと。ただし、数式を使う場合には、その
 数式の部分は1文字を1升に入れる必要はなく、自由にます
 目を使って良い。
・図は使わずに書くこと。
・「題目」は記入しなくてよい。

問題 円周上に1から10までの自然数がランダムに並んでい
 ます。このとき、円周上で隣り合う3つの数で、その合計が17
 以上になるものが存在することを示して下さい。

 たとえば、図のように数が並んでいたとしましょう。隣り合う3つ
の数の合計を書いてみると、次のようになります。

10+2+5=17   2+5+8=15
 5+8+4=17   8+4+7=19
 4+7+9=20   7+9+6=22
 9+6+1=16   6+1+3=10
1+3+10=14   3+10+2=15

たしかに、合計が17以上になっているところがけっこうありますね。
 他の数でも試してください。きっと「合計が17以上のものがある」
という事実が見てそれとわかります。でも、どうしてなのかはわから
ない。こういうとき、私たちはよく「現象としてはわかる」と言います。
 では、どうしてこんな現象が起こるのでしょうか?実は「平均の考
え方」を使おうとする態度があれば、その謎を解明するのは、そん
なに難しくありません。
 そこで、円周上で隣り合う3つの数の合計の平均を求めてみまし
ょう。そう言われても、3つの数の合計が具体的に与えられていな
ければ、平均を求めようがないではないかそう思う読者もいるかも
しれませんね。平均の求め方をきちんと考えると、その平均が求ま
ってしまうのです。
 その平均の求め方とは、「すべてを足して、個数で割る」のことです。
このことを踏まえれば、個々の合計の値はわからないけれど、その合
計をすべて足した値はきちんと求まります。だって、1から10までのど
の数もそのすべてを足した式の中にちょうど3回ずつ登場しますよ。
 ということは、足し算の順序を入れ替えてしまえば、総合計には
1+2+・・・+10が3回繰り返されているということdす。そして、円周
上で隣り合う3つの数は全部で10組あります。したがって、そういう3
つの数の合計の平均は次の通りです。


 平均が16.5なのだから、それよりも大きい値になるものが必ず存
在します。さらに、その値は整数なのだから、17以上となるのでした。
(根上生也、中本敦浩著「基礎数学学力トレーニング」日本評論社より)