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2005年度 小論文

筑波大学(対数)、鳥取大学(論証)、山口大学(無限級数)
鹿児島大学(面積・鶴亀算)

筑波大学・第一学群

 

鳥取大学・工学部・知能情報工

1 以下の文章を読んで、花子さんの推理の正誤について論じよ。まず、あなたの立場
 (花子さんの推理が正しいと考えるか、誤っていると考えるか)をはっきりさせた上で、
 論拠を論理的に記述せよ。(600字)

 看護婦の花子さんは、入院患者の佐藤さん、白石さん、鈴木さんの3にんについて年
齢と身長を調べました。3人の年齢は21歳、22歳、23歳で、身長は150cm、155cm、
160cmでした。しかし、うっかりしてどれが誰の年齢や身長であったのか判らなくなって
しまいました。(注:患者の氏名、年齢、身長の正しい組合せは、上記に記載の順序とは
関係がない)困った花子さんが信頼のおける同僚に相談したところ、次の4つの事実が
判りました。
  1) 佐藤さんの年齢は奇数である。
  2) 白石さんより鈴木さんの方が年上である。
  3) 身長150cmの人は、年齢は22歳である。
  4) 佐藤さんより鈴木さんの方が背が高い。
 これらの事実から、花子さんは「佐藤さんは21歳で身長155cm、白石さんは22歳で
身長150cm、鈴木さんは23歳で身長160cm」だと推理しました。

山口大学・理学部・数理科学科

1 無限級数
     1−1+1−1+1−1+・・・
 について3人の生徒が次のような意見を述べた。これらの意見に対してあなたの考えを
 のべよ。
 A君:簡単さ。はじめから2つずつ括弧でくくってやると、括弧の中は全部0。0をいくら足
 しても0だから、級数の和は0だよ。式でかくと
    1−1+1−1+1−1+・・・=(1−1)+(1−1)+(1−1)+・・・
                     =0+0+0+・・・=0
 B君:そうかなあ。はじめの1だけを除いて残りを2つずつ括弧でくくると、括弧の中はやっ
 ぱり0となるけど、はじめの1は残るから、級数の和は1じゃないのかな?
    1−1+1−1+1−1+・・・=1−(1−1)−(1−1)−・・・
                     =1−0−0・・・=1
 C君:いやいや、君たちの考えが甘いなあ。こういうときは求める級数の和をSとおかなく
 ちゃ。つまり
    S=1−1+1−1+1−1+・・・
 とおくわけさ。そして、はじめの1を除いて残りの部分を考える。するとこれは元の級数と
 同じだから
    S=1−1+1−1+1−1+・・・
     =1−(1−1+1−1+1−・・・)
     =1−S
   ∴2S=1   ∴S=1/2
となって答は1/2。君たちの答のちょうど真ん中の値が本当の答なのさ。

鹿児島大学・工学部・機械工学科

1 三角形ABCの面積をSとするとき、Sを求める方法を3つ以上説明せよ。その際、
 面積を求めるために必要な値や、それを測定する手段および道具についても説明
 すること。

2 「鶴と亀が合わせて10羽(匹)いました。足の数は全部で32本ありました。鶴は何
 羽、亀は何匹いたでしょうか。」という問に対して、解く方法を2つ以上説明せよ。